協会について

理事長あいさつ


気候変動、予期せぬ災害や感染症など、私たちの生活は様々な新しいストレスにさらされており、メンタルヘルスケアは一部の特別の人のためのものではなくなりました。

厚生労働省も「メンタルヘルスケアは、①健やかに、いきいきと働いている健康な人、②勤務はしていても過剰なストレス状態にある半健康な人、③ストレス関連疾患を罹い、精神障害の症状を呈している全ての人にその状態にあったケアをするもの」であると言っています。   

また、経済産業省は健康経営の重要な部分である従業員のメンタルヘルスケアを推進していくためには「職域における心の健康関連サービスの創出と活用」が重要であるとし、当協会のメンバーも招聘され、効果的な活用法を見出すための研究会が2023年度から開催されています。

 

このように、わが国におけるEAP専門家へのニーズや期待は高まり続けています。当協会は2008年4月に設立以来、CEAP(国際EAPコンサルタント)、EAPコンサルタント技能検定、EAP入門(産業メンタルヘルスの実践)など、EAP専門家の育成に力をいれてきました。

このような取り組みが評価されて、EAPAの国際大会で日本支部は2回、Best Branch Award (最優秀支部賞)を授与され、世界のEAP専門家から信頼を得てきました。

そしてついに2023年には、EAPA本部と日本支部の間でMOU(覚書)が取り交わされ、アメリカ国外の支部として始めて、CEAP受験の運営を全面的に任されることになりました。これにより、受験から合格、また3年に1回の資格更新の手続き、支払いなどすべて日本国内で完結します。また日本の社会的背景や実情に合わせて講座内容の改定もされました。

 

今後、国内に益々多くの国際的視点を持ったEAP専門家であるCEAPが誕生し、EAPが我が国の産業社会に浸透していくことを願います。

理事長 市川 佳居


概要


名称 一般社団法人 国際EAP協会 日本支部
所在地

〒105-0003 東京都港区西新橋2-33-4 プレイアデ虎ノ門 702号

設立 2010年(平成22年)4月1日
会員数 個人会員122名 賛助会員15団体(2024年9月17日現在)
役員 役員・委員会一覧 »

活動内容


1. EAPの専門家養成

EAPの専門家とはEAPプログラムを実施するにあたり8つの基本的な業務のやり方に精通しているプロフェッショナルです。CEAPは倫理綱領に加えて、行動指針にも従って業務に取り組みます。

当協会では、国際EAP協会認定 国際EAPプロフェッショナル養成講座(CEAP養成講座)の開催および、当協会認定 EAPコンサルタント技能検定、セミナーを実施しています。


2. 調査・研究

共同研究、調査、効果測定EAPプログラムアドバイザリー等を行っています。

  • EAP Statistics and Research
  • 「経営戦略としてのEAP」千葉科学大学 危機管理部 教授 木村栄宏先生

3. COA・サービス品質の向上

国内の産業医学・産業保健をリードする産業医科大学では、アメリカのEAP認定機関であるCOA (Council on Accreditation)とEAP機関の質の管理・評価の第一人者であるD・A・マッシー博士の全面的な協力により、COAの認定基準やガイドライン等を日本の事情を考慮し改変した日本版評価基準を作成し、これによりメンタルヘルスサービス機関の認定を行っています。


4. 広報活動

会員向けに国際EAP協会が定期発行している“EAジャーナル”の日本語版抜粋、注目記事の提供を行なっています。同協会本部が公開している情報は、こちらのホームページにて随時ご紹介しています。


倫理綱領・規約


倫理綱領は働く人とその家族、所属する組織、団体を支援するための EAPに携わる私たちが共通に大切にすることが記されています。入会されるにあたり倫理綱領・規約を一読いただければと思います。 

また、本協会が定めるEAPの定義については「 EAPの定義 」のページよりご確認ください。

ダウンロード
EAPA倫理綱領(和訳)
倫理綱領改定版和訳.20240922.pdf
PDFファイル 763.6 KB
ダウンロード
EAPA倫理綱領(原文英語)
EAPA倫理綱領原文.pdf
PDFファイル 56.9 KB
ダウンロード
国際EAP協会下部組織としての規約
チャプター規約(日本語).pdf
PDFファイル 219.2 KB

沿革


2021年 CEAP養成講座改訂タスクフォース始動
2020年 EAPの基礎実施
2019年04月 新コース「EAPの基礎」日本語版がリリース
2018年11月 国際EAP協会 年次総会にて理事長表彰(アジア太平洋地区へのEAP展開貢献)
2017年07月 国際EAP協会 日本支部へ名称変更
2016年

市川理事長 EACC コミッショナー(諮問委員)に選出 (日本人初)

祝 日本支部表彰(CEAP教育に貢献)

2014年 市川理事長 国際EAP協会理事再選
2013年5月 第13回アジアパシフィックEAP円卓会議主催 (ホスト国)
2012年 国際EAP協会(本部)理事 (日本人初当選)
2011年10月 第1回EAPコンサルタント技能検定 リリース
2010年03月

一般社団法人EAPコンサルティング普及協会として設立

(EAPA東京支部の運営団体)

2008年04月 EAPA CEO ジョンメイナード氏来日
2007年10月 EAPA年次大会 San Diegoにて東京支部(ブランチ)の公式発表

2007年07月31日

EAPA本部にて新支部東京(ブランチ)設立の認定
2007年05月 国内CEAP資格保持者6名が発起人としてEAPA本部へ設置申請
2007年02月 第1回CEAP-I日本語試験 リリース 

役員・委員会


当協会は、役員と委員会によって運営されています。EAPの専門知識を有するメンバーで協会の目標達成に取り組んでいます。

賛助団体


当協会の倫理方針に賛同して頂いていて、EAPを国内で推進していらっしゃる賛助団体の企業・組織等をご紹介しています。

関連団体


関連団体・連携団体をご紹介しています。連携団体が提供する研修はCEAPの継続教育単位が発行される場合があります。