会員の皆様へ (2020年 4月)
会員の皆様はお元気でお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルス対応にご自身の健康および仕事でもコロナ対応に追われていらっしゃるのではないでしょうか。2020年度は新型コロナウイルス対応で幕を開けましたが、1年後には、日常が戻っていることを切に願っています。
新型コロナの感染拡大を予防するために、皆様も、また皆様のクライエント企業の社員も慣れていない在宅勤務、子供の学校閉鎖に伴う家庭での役割増、将来への不安などの新しい、今まで想定していなかったストレスに日々遭遇しています。
同時に、世の中は動いていて、人間は生きていますので、お子さんが生まれたり、入学したり、結婚したり、コロナ以外の病気と闘っていたり、認知症のご家族を介護老人施設に入れなければならなかったり、同僚が亡くなって悲しんでいたり、など、私たちEAPが支援している人々の問題は無くなるわけではありません。
新型コロナウイルスとの長期戦では、企業の社員が疲弊したり、不安が高まったり、経済的な心配が増えたり、日々の行動を変える決断に困ったりということに直面すると思います。まさに、EAPの支援が多くの企業や団体で求められています。
会員の皆様と協働しながら、新型コロナウイルスによる新しいニーズに応えるEAP作りをしていきたいと思います。
2019年度の報告
コンサルタント技能検定は引き続き好評で2019年度は235名の合格がありました。また、難関のCEAP―Iは 3名の方が合格されました。
CEAPに関しては、現在、米国本部で、試験の方法を改革中で、2020年度中には、新しいカリキュラムは認定方式が作成される予定です。アメリカ以外のEAP専門家にも当てはまるようにと、各国のインプットが求められています。皆様もインプットがありましたら是非、事務局までお知らせください。
新型コロナウイルスの感染防止のため、協会研修は3月から100% モバイルで受講可能なZOOM形式を始めました。
3月8日には、CEAP受験者・更新者向け倫理講座を、3月28~29日には、EAPコンサルタント技能検定を1.5日間、すべてZOOMで提供しました。ロールプレイの試験のときには、審査員がZOOMに参加し、ライブセッションで審査をするということを試みました。今後の研修会もウイルス問題が落ち着くまで、ZOOMで行っていきたいと思います。
CEAP保持者はEAPコンサルタント技能検定の養成講座を開催することができます。その場合、講師認定を受ける必要があります。今年度は養成講座を企画したいと思います。
また、2019年2月にはEAPA米国本部とAPEAR(アジア太平洋EAP円卓会議)からの認定書がもらえる、EAP入門 Fundamentals講座を開催して好評でした。今年度も継続的に開催予定です。ライブでEAPAのCEOのグレッグ・デラップ氏も開会のスピ―チをしてくださいました。
総会は6月28日に企画しており、職場、特にパイロット等の乗務員の飲酒問題がテーマです。こちらもZOOMによる開催を検討しております。皆様に対面あるいはPCの画面上でお会いできるのを楽しみにしております。
国際EAP協会 日本支部
理事長 市川 佳居
杏林大学 名誉教授
副理事長 Vice President
アデコ株式会社 代表取締役 社長
理事 Board Member
健康企業 (株) 代表取締役
理事 Board Member
臨床心理士、公認心理師
理事 Board Member
株式会社東北新社
理事 Board Member 広報委員長
Digital EAP, GW4W 、COA担当
NPOメンタルレスキュー協会 理事
Mental Rescue Association
WorkWay 株式会社 取締役会長
理事 Board Member
理事 Board Member 研修委員長